算数に興味のある方、集まれ~!!

次回、第99回は、11月26日(木)です。提案は「緑表紙」(低学年)、「数学的な考え方を育てる」(6年生)、「拡大図と縮図」です。
第100回は1月31日(日)です。内容は次回決定します。
興味のある方はご連絡ください。
みなさんのご参加をお待ちしています。
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2012年11月30日金曜日

第66回 さんまの会 報告

第66回 さんまの会
日時:11月30日(金)
内容:1.数量関係「関数の考え」について~来年度の日数教での発表に向けて(調査問題について)~
     2.「変わり方調べ(数量関係・関数)」(4年生)

1.数量関係「関数の考え」について
     ~来年度の日数教での発表に向けて(調査問題について)~

  
 これまで「「関数の考え」を育てる継続的指導」について、2年間取り組んできました。来年度の日数教では、いよいよそのとりまとめの提案をします。子どもの変容を調査する問題について話題にしました。問題解決の際に関数を見出したり説明したりする力などを図ります。
 裏面に第五学年の問題を掲載しました。ご覧ください。

2.「変わり方調べ(数量関係・関数)」(4年生)
  
 4年生の「変わり方調べ」では、具体的な場面で伴って変わる2量の関数的な関係を見出したり、その2量の変化の特徴を読み取ったりする活動を通して「関数の考え」を育成します。授業では、依存関係に着目して表を作成をし、そこから、「変化のきまり」や「対応のきまり」を発見して問題解決します。 
 しかし、全国学力調査等から、表からきまりを見付けられたとしても、それを関数の式に表すことに課題があることが分かりました。つまり、関数関係を見付けたり用いたりするだけでなく、その関数関係を式に表現する力を養うことが求められているのです。
 そこで、「変化の決まりから対応の決まりを導く」ことや「式と図を対応させて式を読む」ことが改善案として提案されました。
 提案では、「正方形の数と棒の数の関係を式に表し、変化の決まりから対応の決まりを導くことで数量の関係を簡潔にとらえる」ことを目標にした指導案が提示されました。変化のきまりを見付け、一般化して式にするだけでなく、この問題場面では捉えにくい対応のきまりも式化することをねらっています。新しい試みで、興味のある提案でした。
 参加者からは、具体的場面を式化する過程に数量を数世界で扱う有効性があることや、式化すると場面の説明がしにくくなることなど、様々な意見が出され、活発な会になりました。