算数に興味のある方、集まれ~!!

次回、第99回は、11月26日(木)です。提案は「緑表紙」(低学年)、「数学的な考え方を育てる」(6年生)、「拡大図と縮図」です。
第100回は1月31日(日)です。内容は次回決定します。
興味のある方はご連絡ください。
みなさんのご参加をお待ちしています。
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2013年1月21日月曜日

第68回 さんまの会 報告

第68回 さんまの会
日時:1月21日(月)
内容:提案「はこの形」(2年生)
 「構成要素の個数や形についてのきまりを見付けること」と「ストーリーのある活動を展開すること」を本単元で取り組んでみたいこととして指導案を検討しました。
 面や辺、頂点など構成要素の数や形は、単に教えてしまう授業では覚えるだけになってしまいます。具体物を操作して数えたりきまりを考えたりすることが、空間を認識したり論理的思考力を育てたりすることにつながります。様々な箱を調べたり平面と立体を比較したりしながら帰納的に考え、構成要素のきまりを見付けられるように展開します。ここでの学習が4年生の直方体・立方体や5年生の立体に生かされると思います。
 「ストーリーのある活動を展開する」とは、子ども自身に「箱をかきたい」「数を調べたい」「形や長さを調べたい」「箱を作りたい」など自発的に活動に向かわせることです。活動の目的が分かり、考えることを楽しませたいのです。教師が教えるのではなく、子どもが活動を通して学ぶことは、本単元でもやはり大切であると思います。
 参加者から「立体をつかみにくい自身の経験」について話がありました。実際に触ったり操作したりすることが、そのような理解しにくい状態を避けて理解を深めたり、学習を楽しいものにするのだと分かりました。
 また、盲学校やモンテッソーリでの教材からもヒントを得ることができました。
 竹ひごや粘土を辺や頂点に見立ててはこの骨組みを組み立てることに疑問もありましたが、話し合いを進めていくうちに、その活動の意味や価値を見出すこともできました。それは、平行や垂直を見やすくすることができるばかりでなく、骨組みだけでも面を想定して立体としてみる力や立体を組み立てるために必要な柱(辺)を想定する力なども育てることができることなどです。体験するからこそしっかり理解できるのだと、改めて学ぶことができました。