算数に興味のある方、集まれ~!!

次回、第99回は、11月26日(木)です。提案は「緑表紙」(低学年)、「数学的な考え方を育てる」(6年生)、「拡大図と縮図」です。
第100回は1月31日(日)です。内容は次回決定します。
興味のある方はご連絡ください。
みなさんのご参加をお待ちしています。
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2010年12月7日火曜日

第45回 さんまの会 報告

第45回 さんまの会 報告
 日時:12月 7日(火) 18:00~
 内容:「たしざんとひきざん」(1年生)

 求大の場面において加法の意味を理解することを目標にした指導を検討しました。異種の数量を扱う場面では、数値をそのまま加法に当てはめるのではなく、場面をきちんと理解することが大切です。根拠をもって立式させたり説明させたりするには、どのような指導の工夫があるかを考えました。例えば、問題場面の提示では単に文章問題を示すのではなく、子どもとのやりとりで場面を具体的に理解させることが、意欲をもって取り組んだり見通しをもって解決したりすることにつながることがわかりました。低学年の実態や思考の流れにそった授業展開について考えることができました。

2010年11月29日月曜日

第44回 さんまの会 報告

第44回 さんまの会 報告
 日時:11月29日(月) 18:00~
 内容:「九九指導の総括」(2年生)

 「①九九を自在に使えるようにすること(暗唱を含む)」「②様々なきまりを見つけ、数に対する関心を高めること」を目標に、九九指導に取り組んだ成果の提案です。九九には乗法の性質や交換法則、分配法則、さらに関数的な見方など様々なきまりを見出すことができます。きまりを見つける経験は数感覚を豊かにし、課題解決につながって今後の学習にも生かされると思います。学級では友だちと学び合うこともでき、学ぶ楽しさも実感できるものです。しかし、きまりを見つけるだけでは十分でなく、九九をきちんと覚え、自在に使えるようにならなければなりません。子どもたちに確実な計算力を身に付けさせ、楽しく学ばせる工夫をたくさん話し合うことができました。

2010年10月4日月曜日

第43回 さんまの会 報告

第43回 さんまの会 報告
 日時:10月 4日(月) 18:00~
 内容:「たし算をテーマにした教材」

 たし算や位取りなど、計算力や数感覚を鍛える提案者オリジナルのカード教材を実際に使って、授業での活用などを考えました。決められた数をつくるのに持ち手のカードをどのように見たのか(計算や位取り)を説明することは、数や式の見方を育てるだけでなく、自然と説明する力も育てるものになっていました。基本のルールからはじまり、子どもが工夫して新しいルールを加えていくことで、学年や子どもの実態に応じた利用の仕方も考えられました。また、そのようなルールを考えることそのものが、算数を楽しむ姿にもつながっていました。

2010年9月6日月曜日

第42回 さんまの会 報告

第42回 さんまの会 報告
 日時: 9月 6日(月) 18:00~
 内容:「対称な形」(6年生)

 平成23年度から6年生で学習する「対称な形」について、提案者が実践したい内容を検討しました。素材としてアラビア模様を使用し、線対称や点対称を見つけ、対称な形の授業展開を考えました。アラビア模様は興味深い素材でしたが、対称な形の指導計画でどこに位置付けるかなどの疑問もあがりました。対称な形を学習する意義は、これまで別の種類としてみていた図形を同じ種類として見る視点をもつことであることが分かりました。点対称は回転対称図形のうち180°に限定した特殊な形であることや、展開図やレンガ壁の素材を授業に使用する可能性を実際に作業することで見出すなど、興味深い話題が広がりました。

2010年7月12日月曜日

第41回 さんまの会 報告

第41回 さんまの会 報告
 日時: 7月12日(月) 18:00~
 内容:「分数~分けた大きさの表し方を考えよう~」(4年生)

  分数の指導について、4つの観点で話が進みました。①分数の意味と表し方(分割分数、量分数、数としての分数、割合分数、商としての分数)を整理し、②導入ではどの分数を扱うことが子どもの理解に有効か、分割分数ではどうかを考えました。③数として扱うだけでなく、実感を伴って分数を理解する指導にはどのような工夫があるか、アイデアを出し合いました。④計算はどの程度まで扱うことができるかも考えました。改めて分数の指導を見直すことで、分数を勉強し直したり子どもの立場に立った指導の工夫を学んだりすることができました。

2010年6月7日月曜日

第40回 さんまの会 報告

第40回 さんまの会 報告
 日時: 6月 7日(月) 18:00~
 内容:「線対称・点対称の素地として~パターンブロックを使って~」(1年生)

 1年生が、対称な図形の概念を、パターンブロックを使って自ら見つけさせる実践の報告です。「きれいな形を作りましょう。」という発問でパターンブロックを使って形作りし、なぜきれいだと思ったのかと問うと、「はんぶんはんぶん」や「まわってもおなじ」という線対称・点対称につながる言葉を使って説明できました。学習後は、身の回りの物や模様などに線対称・点対称な図形を発見する姿もみられるなど、学習を生かしたり後の学習にも生かせるものになりました。他にも、パターンブロックの活用の仕方などが紹介されました。

2010年5月11日火曜日

第39回 さんまの会 報告

第39回 さんまの会 報告
 日時: 5月11日(火) 18:00~
 内容:「全国学力・学習状況調査」

 平成22年4月20日に実施された「全国学力・学習状況調査」のA問題・B問題を題材に、問題を解いたり授業改善に生かしたりすることを考えました。基礎基本の定着や生活場面・他教科との関連、活用を学習に取り入れることの大切さを学ぶことができました。

2010年4月12日月曜日

第38回 さんまの会 報告

第38回 さんまの会
 日時: 4月12日(月)
 内容:「算数の授業開き」

 新年度を迎え、新しいクラスでの算数の授業が始まりました。本会では、
子どもたちが算数好きになってもらえる工夫を紹介し合いました。
 ①ものの位置(2年生)・・縦横2つの要素を使って、ものの位置が決まる
    ことを2年生で扱いました。席替えをきっかけにすることで子ども
    たちの意欲も高まり、2つの要素は何を現しているのかを子どもたちが解き明かしました。
 ②4つの4(4年生)・・4年生に進級したことを御祝いして、4つの4を加減乗除して1~9までの答えを導くことに取り組みました。計算のきまりや( )を使った式などの学習にも広がり、計算力も高まりました。
 ③魔法陣(4年生)・・縦横3マスずつの9マスに、縦横ななめの合計が同じになるように1~9までの数字を入れる魔法陣です。計算練習問題に取り組むよりも楽しく熱心に計算に取り組みました。本会では、段階的に魔法陣に取り組むことで誰もが参加しやすくなることや、魔法陣の形を変えて取り組むことでさらに可能性が広がることが話題になりました。
 ④ここに入るマークは何?(4年生)・・「|」「○」「△」・・・というマークの並び方の決まりを発見して、説明することに挑戦させました。数の素(素数)の発見につながる題材ですが、本時では説明の仕方や学級での学び合いの実態を探ることもできました。
 ⑤ジャマイカ(4・6年生)・・黒2個、白5個のさいころを組み込み、ふって出たサイの目を使って計算力や数感覚等を育てる教具「ジャマイカ」。黒2個の和と白5個の和が同じになるように、出た数字をどう扱ったかを考えたり説明したりしました。本会では、低学年でも大小比較などで扱えるなど、ジャマイカの生かし方が話題になりました。

2010年3月10日水曜日

第37回 さんまの会 報告

第37回 さんまの会 報告
 日時: 3月10日(水) 18:00~
 内容:「線対称」(6年生)

 新学習指導要領で6年生の学習内容になる「対称の図形(線対称)」の実践報告をもとに考えました。これまでに習ってきた三角形や四角形などの図形を「対称」という視点で見直すことで、図形を見る視点や感覚を豊かにすることができます。実際には、身の回りにある図形を対称という視点で分類したり対称な図形を作図したりする指導が行われます。本会では、ペントミノや立方体の展開図を線対称や点対称、対称にならないものに分類する(ベン図で表す)なども話題になり、参加者も実際にしてみることで、子どもが思わず取り組みたくなるような魅力的な授業展開を実感しました。

2010年2月22日月曜日

第36回 さんまの会 報告

第36回 さんまの会 報告
 日時: 2月22日(月) 18:00~
 内容:「たしざんひきざん」(1年生)

 たし算やひき算の文章問題の場面を絵や図に表すことで、場面の状況を正しく理解したり演算決定したりすることができますが、その場合の絵や図の表し方や表せるように育てるための指導法などを話し合いました。文章問題中の「合わせて」や「残りは」という言葉だけにたよるのではなく、絵や図に表したりブロックなどを操作したりすることの大切さを改めて考えました。

2010年1月28日木曜日

第35回 さんまの会 報告

第35回 さんまの会 報告
 日時: 1月28日(木) 18:00~
 内容:「ひきざん」(1年生)、「重さ」(3年生)

 「ひきざん」の学習を通して、きまりを見つけたり「なぜ?」の説明をしたりする授業の実践報告です。1年生から説明をすることを積み上げる指導の必要性や工夫、説明の際に具体物をどのように操作させるとよいのかなどを考えました。きまりの発見が、今後、ひきざんだけでなく面積の求め方など様々な場面で生かされることを知り、驚きや楽しさを実感できる会になりました。
 「重さ」の実践報告では、子どもの「重さ」についての概観やよりよい学習計画について考えることができました。