第51回 さんまの会 報告
日時: 6月 6日(月) 18:00~
内容:①1年生「10より大きい数」
②6年生「小数のわり算」
1年生「10より大きい数」
20までの数の数え方や唱え方を理解させたり、「10のまとまりと端数がいくつ」と見て数え方を工夫させるための指導について話し合いました。子どもが「数えたい」「数えるためにきれいに並べてみたい」「ブロックに置き換えてみたい」などのように考えさせるには、どのような展開がよいのか。10~20までの数を「10といくつ」に分けると数がとらえやすいことを子どもに気付かせるには、どのような発問がよいのか。など、子どもの意欲をかきたて、思考を追って学習を進められる教師の心得についても話題になりました。
6年生「小数のわり算」
1より小さい数でわると商はわられる数より大きくなります。これまでは、わると小さくなっていた商が、なぜ大きくなのかなと驚きと興味をもって学習するための指導法を考えました。計算をして答えを求めるだけではなく、わる数による商とわられる数の関係を、子どもが意欲的に解き明かそうとする工夫です。数直線に表したり絵に描いたりして具体的に考えることや、被除数はそのままにして除数を1.2、1.1、1、0.9、0.8・・・と変えていくことで商の変化を発見することなどがあげられました。
他にも、少数のわり算の決まりから考える方法もあります。例えば、÷0.5は×2と同じであることを発見することで、商がわられる数より大きくなることに気付くこともできます。
これまでのわり算と違うことを、不思議でおもしろいと思うか、逆に混乱させてしまうか、子どもの思考を予想しつつ、学習を組み立てることの大切さを話し合うことができました。
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