第52回 さんまの会 報告
日時: 7月11日(月) 18:00~
内容:①4年生「計算のきまり」
②1年生「たしざんとひきざん」
提案① 4年生「計算のきまり」
日時: 7月11日(月) 18:00~
内容:①4年生「計算のきまり」
②1年生「たしざんとひきざん」
提案① 4年生「計算のきまり」
ドットの数の求め方を、まとめたり移動させたりするなど工夫して考え、ひとつの式に表すことをねらいます。「式で表すこと」と「式を読むこと」を通して、数学的な思考力・表現力を育てるためには、どのような問題をどのように提示するのがよいかなどを考えました。問題の示し方によって、子どもの思考は変わってきます。例えば、順に数が増えていくように提示すれば、関数の考えを導くことができそうです。
話し合いの中、右のような図を示して「ぼうの数を計算で求めよう」と問うたとき、子どもはどのような式に表すかという話題が、坪田先生から出されました。みなさんなら、どのように式に表しますか? 参加者が取り組んでみましたが、多様な考えができる、魅力的な問題でした。提案② 1年生「たしざんとひきざん」
教師道場での授業公開の実践報告です。
教師道場での授業公開の実践報告です。
シュークリームとドーナツを買いに行きます。シュークリ
ームを4個買います。ドーナツはシュークリームより6個
多く買います。ドーナツは何個買えばよいでしょう。
このような問題場面から、4+6=10の立式はできます。しかし、1年生がそれぞれの数は何を表しているのかを理解し、説明するのは難しいものです。「4」がシュークリームを表しているのであれば、和の「10」は何の数でしょうか? この場合、「4」は「シュークリームと同じ数のドーナツの数」を表しているのですが、このことをきちんと理解して立式していないのであれば、単にある数を並べているだけになってしまいます。今後の学習でも「式に表す・式を読む」ことを扱いますが、1年生のこのような場面から積み上げていくことで、確かな力になって身に付くのではないかと考えることができました。