第79回 さんまの会 報告
日時:1月22日(水)
内容:1.提案「大きさくらべ ~広さくらべからかさくらべへの連続性を意識して~」(1年生)
2.「『関数の考え』の学習で、きまりのなぜを追究する~問題にかかわる子を育てるために~」
1.提案「大きさくらべ ~広さくらべからかさくらべへの連続性を意識して~」(1年生)
1年生では、長さやかさ(体積・容積)、広さ(面積)を扱います。教科書では、「長さ」→「かさ(液体)」→「かさ(個体)」→「広さ」の順に学習します。つまり、直線→立体→平面の順です。本会では、連続性を意識して「長さ」→「広さ」→「かさ(固体)」→「かさ(液体)」の順に扱うことが提案されました。
授業では、直方体の展開図(平面)に1㎤(単位量)をならべて個数を数えます。その後、展開図を組み立てて立体にし、その箱の形の中に1㎤を入れて数を数えます。数種の展開図で調べると、広さが大きいほどかさも大きいとは限らないことを発見します。驚きをもって学習する子どもの様子を、映像などで報告されました。本会に参加した我々も、興味深く学ぶことができました。
2.「『関数の考え』の学習で、きまりのなぜを追究する~問題にかかわる子を育てるために~」
教科書で扱われているきまり(規則性)見付けの問題は、帰納的にきまりを見付けたり、きまりを使って数値を求めたりするものがほとんどです。なぜそのようなきまりになるのかを考えることは少ないです。しかし、見付けたきまりを追究することを大切にして、問題に内在するしくみを考えたり、それを論理的に説明したりすることで、算数の楽しさや奥深さ、思考力・表現力の育成などに生かせる授業を考えられないでしょうか。本提案は今後も取り組み、これまでの実践を生かし、夏の日数教での発表に向けて取り組んでいきます。
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